はじめに
聖書に、「汝らまず神の国と神の義を求めよ」とあります(マタイによる福音書6・33)。その後には、「そうすればこれらのものはすべて与えられるであろう」とあります。これらのものとは、衣食住に関するすべてのものということです。人間は現世に生きています。...
人間は現世があると思っている。自分が生きていると思っている。 これは嘘です。肉の思いの人間がそう思っているだけです。 旧約聖書の創世記にある記事ですが、人祖アダムは神から、園の中央にある善悪を知る木の実を絶対に食べてはいけないと言われたのに、食べてしまった。その結果、三位一...
「我父におり、父我にいます」というイエスの言葉は(ヨハネによる福音書14・10)、聖書を勉強している人は誰でも知っている言葉ですが、これはイエス・キリストの信仰の中核です。土台と言ってもいいでしょう。これがインマヌエルです。インマヌエルの実感がイエスの信仰の基本でした。...
神が世界を経綸するためには、その土台がなければならないのです。現世においても誰かが会社を経営するとしたら、会社経営の中心を何処に置くかが問題です。 業務経営の中心と、人間的な経営の中心との二つの中心を決めなければ、会社経営は成り立たないのです。これは何処の会社にでもあるので...
肉に従うか霊に従うかが問題です。生活の形はどのようなものでも構いません。どんな仕事でも構いません。ただ霊に従って生きればいいのです。 霊か肉かの問題だけです。霊に従いて歩むとはどうすることか。これだけを考えたらいいのです。生活の構造が信仰に関係があると思いがちですが、そうい...
聖書に「心を更えて新にする」とあります。心を開いて新にする。目を開いて新に見るのです。新しい角度で物を見るのです。 新しい角度で新しく見れば、今までの視野ではない、まだ見ていない角度の視野が開かれるのです。そうするためには、自分の世界観を拡大することが必要です。拡信すること...