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はじめに

まず、自分の意見を捨てて、命そのものを生活する、命そのものを自分の世界観の基礎にするという考えを持てばいいのです。自分が生きていると考えている間はだめです。 命は光と同じ意味です。光は自分の存在を照らす光です。自分の存在だけでなく、過去、現在、未来に対しての光になるのです。...

天然と自然

皆様には現在生きているという事実があります。生きているのは自分の命で生きているのではありません。命が自分という形で現われているのです。 命は宇宙全体の営みです。皆様が生きていらっしゃるという事は、宇宙の営みに与っていることなのです。これは宗教には関係がありません。皆様の魂は...

霊と肉

やがて人間文明が完成するでしょう。人間文明が完成しますと、心を更えることができなくなるのです。心を更えるというのは、非常に難しいことです。要点を言いますと、「肉の思いは死であるが、霊の思いはいのちである」(ローマ人への手紙8 ・ 6)ということです。...

現前

存在の本源である「ありてある」というお方の御名、ありてあるということは、本質的に現前を意味するのです。ありてあるということは、過去を意味しないのです。現前だけを意味するのです。 もちろん、この場合の現前は、過去を含んでいると言えるでしょう。含んではいますが、それに拘泥してい...

現世の人間はキャラクターである

高齢になって、この世のためにも、自分のためにも生きている値打ちがある人は生きていてもいいのですが、何にもならない人は生きている意味がないのです。この意味で、高齢福祉政策は必ずしも良いとは限らないのです。 祈る時も、歩く時も、一つひとつの行いが全部命がけでしなければだめです。...

目は体のランプである

イエスは言っています。 「目は体の明かりである。だから、あなたの目が澄んでおれば、全身も明るいだろう。しかし、あなたの目が悪ければ、全身も暗いだろう。だから、あなたの内なる光が暗ければ、その暗さはどんなであろう」(マタイによる福音書6・22、23)。...

肉体は人間ではない

愛とは何か。イエスは、「心をつくし、精神をつくし、思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」と言っています(マタイによる福音書22・37)。 主なるあなたの神を愛するとは、どういうことを意味するのか。これはあらゆる意味で、今まで皆様が勉強してきたことと、次元が違うのです。こ...

超然たる機能になる

人間は万物の長となるために、栄光と誉れを与えられているのです。ところが、万物の長となる考えを持たないで、ただ自分がしたいことをしている。これがどういう恐ろしい結果を生むかです。 神の御名を逆用して、自分のわがまま勝手なことをしている。これで地獄がないと言えるのでしょうか。地...

神の国は幼子のものである

大人の事を英語で、アダルト(adult)と言います。アダルトが語源になって、大人のようなとか、大人的、大人の気持ちになりますと、アダルタラス(adulterous)という言葉になります。 アダルタラスとなりますと、邪悪とか姦悪、不純、姦通という意味になってしまいます。これが...

生物学に定向進化という言葉があります。生物は一定の方向に向かって進化するという考え方で、京大教授の故今西錦司氏が盛んに使っていました。この考え方を人間に当てはめてみますと、定向進化の状態であることを自覚すれば、人間は現在定向進化していることが分かるのです。...

個我と全我

個我と全我の二つの我があります。個我は現世に肉体的に生きている我です。これは死ぬに決まっている我です。普通に、肉体的に存在しているのが自分だと思っている場合は、個我を意識しているのです。これを自分だと思っています。利害得失、毀誉褒貶をすべて個我で考えているのです。...

選び

聖書は次のように書いています。 「すなわち、彼らはこのことを認めようとしない。古い昔に天が存在し、地は神の言(ことば)によって、水が元になり、また、水によって成ったのであるが、その時の世界は、御言(みことば)により水でおおわれて滅んでしまった。...

絶対に死ぬ命と絶対に死なない命(1)

禅宗の空には祈りがありません。禅の空は思想的な空です。祈りがある空でなければ、命にはならないのです。禅はいいものですが、鈴木大拙氏が禅を歪めてしまったのです。本でいろいろと理屈を書いたので、禅が誤解されてしまったのです。...

絶対に死ぬ命と絶対に死なない命(2)

生まれる前の自分の命とはどういうものか。神の子としての魂の本性とはどういうものかを弁えると、死なない自分を見つけることになるのです。 魂の本性としての自分は生まれる前の自分です。それが本能的な自分であって、先天性の自分です。これが五官の働きになって現われているのです。これが...

幼子

現代人は頭が悪い。頭が悪いというのは、頭を働かすことが悪い状態にあるということです。現代人は自分の頭の悪さを知らないのです。頭の悪さを知らないのに、頑固なのが一番悪いのです。 その原因は自分を自分だと思い過ぎているからです。神を信じることができないからです。救われる道は一つ...

矛盾

天地創造の原理は光と闇によるのです。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけた。これが天地創造の原理になっています。光と闇の混合作用、または共同作用が、地球が存在している原理です。 光は霊です。闇は肉です。霊と肉の二面性が現在の太陽系宇宙の構成原理であって、皆様の生活に矛盾がある...

地の塩

人生は批評すべきものではありません。実践すべきものです。戦争とか不景気、病気、犯罪は、本来あるはずがないものです。人生における様々な矛盾は、ユダヤ人が神を信じていないことが原因で、起きているのです。 神はユダヤ人を押し退けて、人間をどうすることもできません。ユダヤ人が悔い改...

人間の心理機能(1)

聖書に次のようにあります。 「その後、私が見ていると、見よ、開いた門が天にあった。そして、先にラッパのような声で私に呼びかけるのを聞いた。初めの声が、『ここに上ってきなさい。そうしたら、これから後に起こるべきことを見せてあげよう』と言った。...

人間の心理機能(2)

皆様は生まれる前の父ぞ恋しきという生活をしているのです。禅に、「闇の世に 鳴かぬ烏の声聞けば 生まれる前の父ぞ恋しき」という歌があります。これが禅の奥義です。皆様は生活において、これを実行しているのです。 現在、人間が生きているリビング・ソールは、生まれる前の父である神、神...

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