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  • 管理人chaya

矛盾


天地創造の原理は光と闇によるのです。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけた。これが天地創造の原理になっています。光と闇の混合作用、または共同作用が、地球が存在している原理です。

光は霊です。闇は肉です。霊と肉の二面性が現在の太陽系宇宙の構成原理であって、皆様の生活に矛盾があるのは当たり前です。これをどのように克服するのか。この矛盾を霊の完成のためにどのように活用するのか。これだけが問題です。

霊と肉の二つがあることを考えて、これを上手に活用する方法を考えればいいのです。私は霊の本体である神の御霊の指導によって、皆様にそれを伝達しているのです。

大体、太陽系宇宙が存在することがおかしいのです。物質が存在するということ自体が、甚だ奇妙です。

仏教は色即是空と言っていますけれど、空であるものがどうしてあるのか。空であるものがどうして現象になっているのか。仏教では説明ができないのです。聖書なら説明ができます。この点が仏教と聖書の根本的な違いです。

仏教でも、釈尊の思想ならある程度説明ができます。一見明星、明星を見るというかたちで説明できるのです。明けの明星の後に出るのは、太陽です。釈尊は、やがて新しい太陽が出ることを直感したのです。

新しい太陽が出るのです。新しい太陽というのは、現在の天地の創造ではない、全く新しい世界が現われるという事です。万物が新しくなるのです。現在の物理構造ではない新しい物理の世界が現われるのです。新しい物理構造の世界が現われますと、現在の物理構造は古いものになり、消えてしまうのです。

太陽と地球の物理関係は消滅してしまいます。そうしますと、現在の理論物理学は通用しなくなるのです。現在の科学を初めとして、哲学も政治も経済も法律も、一切通用しなくなるのです。

そういう世界が、やがて実現します。イエス・キリストの復活は新しい世界の早期実現です。皆様がもっと大きい感覚でご覧になれば、今の社会が矛盾していることが当たり前だということが、お分かり頂けるでしょう。

今の世界は神と悪魔が混合しているのです。悪魔が表面に現われていて、神が裏面に隠れているのです。今の社会は悪魔の社会です。この世のプリンスの社会です。この世のプリンスは悪魔です。現代社会を賛美しようと思えば、悪魔を賛美しなければならないのです。

悪魔が表面に現われていますから、政治も経済も、学問もすべて矛盾しています。矛盾していないものは一つもないのです。なぜそのような矛盾が世界に存在しているのかと言いますと、悪魔が現世の主(あるじ)になっているからです。

なぜ病気になるのか。なぜ危険な状態で政治や経済が存在しているのか。なぜ人間は死んでいくのか。現在の世界を造っている根本原理が悪魔だからです。悪魔が世界を指導しているからです。

本当の悪とは何か。肉です。肉というものが本当の悪の典型です。肉が悪の本源です。肉は電気の働きの現象面を意味するのです。

プラスのエネルギーとマイナスのエネルギーがあります。これが電気現象です。電気現象が物理現象の根本です。こんな事は中学生でも知っている理屈です。プラスとマイナスのエネルギーの働きが、物質があるように見えるのです。そういう矛盾した原理が、皆様の肉体生活の根本原理になっています。

ですから、肉の思いを信じないで、生きているということ、つまり、リビングだけを見るのです。肉体的にという条件を問題にしないで、ただ生きているという状態、リビングという状態をご覧になれば、神の御霊が分かるのです。

肉体的にいるという点を没却して、生きているという点だけを考えると、霊の思いで見ることができるのです。そうすると、仕事のことも、家庭のことも、霊魂のこともすべてが分かるのです。

「霊の思いは、いのちと平安である」とパウロが言っています(ローマ人への手紙8 ・ 6)。霊の思いが信仰です。信仰によって物事を見ることができれば、仕事のことはうまくいきます。ましてや、自分自身の家庭の問題、商売の問題、恋愛の問題もすべて良くなるに決まっています。

霊か肉かの問題の本質を究明することが、セックスの本当のテーマです。セックスの本質は霊です。肉とは違います。霊魂の秘密を掴まえるために、セックスという大関門を通らなければならないのです。肉体的にセックスを考えるのは、全然間違っているのです。

皆様の頭を切り替えて、霊的に生きるとはどうすることかということを考えるのです。女性をどのように見ればいいのか。どのように惚れたらいいのか。聖書に基づく本当の恋愛とはどういうものか。これらすべては、前世の事が分からなければ、本当のことは分かりません。

今の日本に、前世を説明できる人はいません。前世が分かるということは、大変なことです。親鸞も道元も法然も弘法大師も、日蓮も分からなかったのです。私たちには今御霊を通して、前世が教えられつつあるのです。これは大変なことです。

彼らは電話も車も知らなかった。私たちは飛行機も、車も、船も利用しています。テレビもパソコンも、インターネットも利用しています。彼らが分からなかったことがどんどん分かって当たり前です。分からない方がおかしいのです。

神は皆様を預言者の卵として扱っています。皆様はご自分を預言者の卵としてご覧ください。そうすると、今までの自分の見方にこだわらないで、もっと大きな見方ができるでしょう。

天から生まれた自分、新しいいのちに目が開かれるのです。こういうことを神がどんどん教えようとしているのです。神が皆様にどれほど期待しているのかを考えて頂きたいのです。


(内容は梶原和義先生の著書からの引用)

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